最近観た映画
まだまだ映画はやめられません。
『名探偵ピカチュウ』(☆2)
ダイアモンド・パール、ブラック・ホワイト世代の高校生です。好きなポケモンはメタグロスとかハスボーとかです。親にポケキッズ(食玩ソフビ人形)を買ってもらっていた幼少時代が懐かしい....あの頃は受験とかなかった....レゴとポケキッズを合わせて遊んでた....
ポケモン、最高!ライアン・レイノルズ、最高!ジャスティス・スミス、最高!
『プロメア』(☆2)
映像も音もうるさくてよかった。病み上がりにはきつい、しかしそれで良い。終始ノンストップバトル。パステル炎がぐりぐり動いてドラッギー。そして僕はリオ・フォーティアくん推しになったのです(特典カードがリオきゅんだったのが決定打)。彼は強くて儚くて美しいよね....。
消火栓とか、はしご車とかって、そういうことじゃねえから、みたいな読み換えデザインも大変良かったです。上映後、「"まとい"ってアレ回して水を撒くわけじゃないよね....?」って確かめ合いながら席を立つ男性2人組が何よりも印象深かった。
けど、線目(= ー =)のキャラが目を開いた(⦿ー⦿)ことで本来の姿になったぞ演出は脱却してもいいと思うんだ。お前だよクレイ。けど堺雅人が最高だから許す!!!!!!
『アメリカン・アニマルズ』(☆2)
Twitterでの絶賛を見ていた期待値の割にハマれなかった。ただ、拘束した女性司書を上から撮ったショットのいたたまれなさが尋常じゃない。この最低なカットを観ることができただけで観た甲斐がありました。俺たちはやってはならない事を"何か"に流されてやってしまった。この罪を観客も共有するわけで。
あの瞬間「やっぱこんなことしちゃ、ダメなんじゃん!」って目が覚めてしまったら最後。後はヘマし続けるしかないんだよね。なんてリアリスティックなんでしょう。
非道な行為はやってはならんよ、自分の心と、なにより他人を傷つける。そんなメッセージを痛々しいドラマと生々しいドキュメンタリーで描き出す、いい映画でした。
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(☆4)
アーッ!ソレッ!ゴ!ジ!ラ!ソリャソリャソリャソリャ!ハッ!ハッ!ハッ!ゴージラーッ!
完璧な映画!「怪獣王ゴジラを讃えなさい」という単純明快なメッセージと、ゴジラが大暴れして死闘を繰り広げる単純明快な映像が完全に一致している!言ってる事とやってる事の完全一致。完璧なシンフォニー。言文一致ならぬ言映一致、これが出来てる映画ってのは観ていてとても気持ちいいって『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』を観て初めて理解した。
なぜ遥か昔から人間は怪物の神話を語り継ぎ、なぜ現代に生きる我々が怪獣映画を撮っているのか。それはゴジラに対して畏怖の念を抱かず驕り高ぶる人間というモンスターにゴジラが怪獣王たる所以を知らしめるためだ!!!!!ソリャソリャソリャソリャ!!!!!
真面目に、人間が何故神話・伝説・伝承を生み出すのかという物語論になっているとは微塵も思ってもいませんでした。しかもそれを台詞だけじゃなくて絵的な説得力だったりゴジラの勇姿で完璧に体現している。なんて凄まじい映画なんだ。
あと誰だ人間ドラマがどうたら言ったのは。最高だったじゃないですか。マディソン(ミリー・ボビー・ブラウン)とセリザワ博士(渡辺 謙)が最高だったじゃないですか。マディソンのへこたれなさよ、へこたれなさ。怪獣と怪獣狂人が跋扈する世の中で生き抜く少女の姿、とくとご覧あれ。中指立てて目を擦るとことかアホらしくて超好きです。
それとなんと言っても、セリザワ博士のあのシーンと台詞、最高の瞬間を見せてくれて本当に感謝です。
(その後「セリザワが気合を入れすぎた!」とか言っちゃうユーモアのバランスも好き)
思ってもみなかったほど、とんでもない映画でした。LONG LIVE THE KING!
ここからは円盤、Netflixで鑑賞した映画。
近所のゲオが閉店してしもうたので専らNetflixで視聴できる作品が多いです。
『スウィート17モンスター』(☆3)
教師役のウディ・ハレルソンがザ・ベスト・オブ・教師。最高にクール、最良な大人。ウディ・ハレルソン、万歳。そしてメインの恋愛は文句なしにザ・ベスト・オブ・甘酸。この映画を観た人類皆が言うんでしょうけど言わせてね、主人公ナディーン(ヘイリー・スタインフェルド)の拗らせっぷりが素晴らしい。どうしても無駄な考えに足を引っ張られて上手く行動できない感じ。鏡を見てるようで辛くなりそうなものを、ヘイリー・スタインフェルドの魅力がガッチリ観ていて面白楽しいものにしてます。このジャケット欲しい!けど絶対似合わない!
お兄ちゃん役のブレイク・ジェンナーもよかった。責任と若さの汽水域でうろたえるお兄ちゃん。彼はアメリカン・アニマルズでもいい味出してたよ!
『her/世界でひとつの彼女』(☆3)
スカーレット・ヨハンソンAIフェチのための奇想天外SFドラマかと思ったら、すっごく普遍的な恋愛映画でびっくりしちゃった。すっごく良い台詞を生み続けるし、すっごく多幸感のあるデートシーンの数々のなんと素晴らしいこと。コミュニケーション、コミュニケーションってなんて不思議なものなんでしょうかね。もっと言葉を大切にしようと思いますよ、僕も。言葉を交わすとは何と素晴らしいことかね。
そして主人公のセオドアは幸せでいてほしい。(ホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』が10月公開!!幸せになれるのか!?)
『イングロリアス・バスターズ』(☆2)
面白かったし、クリストフ・ヴァルツの助演男優賞っぷりもわかった。
けれど、特に言うことがない。
『ダーティハリー』(☆2)
『運び屋』つながりで鑑賞。スコーピオ、あいつマジで最悪。マジで。バスジャックのシーンとかやめてくれレベル最高潮。それと、ミランダ警告は大事というメッセージが『21ジャンプストリート』と通じてますね。
あと何と言っても、あの反復台詞からのエンドロール。痺れるしかない。イーストウッドのpunkの発音・力み方が好き。
『アメリカン・スナイパー』(☆2)
『運び屋』つながりで鑑賞。終わり方がやるせないし、エンドロールの葬儀の映像....。反戦でしょ!戦争賛美なんかじゃないでしょ!あの虚しいラッパ!軍隊って何だよ!
『トゥルーマン・ショー』(☆3)
児玉聡・著『功利主義入門―はじめての倫理学』の中で「幸福について」の説明で引用されていたので鑑賞。想像通り、レゴムービーサブテキストじゃないか!!!
これも反復台詞→エンドロールが最高の一作。クライマックスは本当に心を揺さぶられた。自分が信じていた"世界"が荒波のように揺らぎに揺らぐ、そして舟のマストが"世界"の壁を突き破る....。
からのあのラストとあの台詞。最高じゃないですか?最高ですよ。
『パッション』(☆3)
メル・ギブソンは最高の男ですね(映画人として)。
カトリック教会にはあんな酷い仕打ちを受けた満身創痍のイエスの姿を模した十字架の像を置いているのかと、宗教・信仰ってのは不思議なものだなあ、と思います。
好きなシーンは、
総督ピラト(画像中央)「ではね、ユダヤ教の諸君。イエス(画像左)と、野蛮な殺人犯(画像→)、どちらか一人を罰して、もう片方は無罪放免にしよう。どっちを罰すべきか訊こうではないか」
イエスだー!// ⇨ピラトどん引き、殺人犯釈放
総督ピラト「えぇ、と...イエスは何の罪で罰するというのだい」
十字架にかけろー!// ⇨ピラトどん引き
総督ピラト「....イエスをどうすればいいと思ってるの?」
十字架にかけろー!// ⇨ピラトどん引き、イエスは死刑
このシーン。集団が寄って集って男の死を望む、何なんだこの恐怖は....。凄かった、メル・ギブソン作品。『アポカリプト』といい『ハクソー・リッジ』といい、色とりどりの恐怖を味わい尽くせますね。
『劇場版 セーラームーンR』(☆1)
友人がセーラームーンのTVシリーズにハマったので観てみるかと思い鑑賞。どうしてもTV一話の尺を2,3倍にしただけ感じがしてしまうね。
『劇場版 セーラームーンS』(☆2)
同様の理由で鑑賞。で黒猫ルナの初恋→失恋→新たな日常が描かれているから前作よりは評価高いです。こういうのが長編映像作品のプロットですよ、多分。
こんな感じです。これからも、いい映画をたくさん見ましょうねぇ。