男子の枕中記

日記ブログです。映画と本の話をすると思います。

2019-10-30 『大学教育について』・RHYMESTERの『Beautiful』・『僕らの社会主義』

7時半頃、起床。朝食はキューバンサンドもどきと魚肉ソーセージとオムレツ。どれも美味しかった。

8時頃、出発。ちょっと余裕を持って。『大学教育について』を読みながら。

 

国語、古典テスト返却。57点。何たる無残な結果。

国語、漢文音読と文法問題。難関私立大の文法問題ちゃんと解けた(当て勘の感がある)

英語、テスト返却。79点。微妙。

社会、政治経済テスト返却。66点。次こそ70点台を。問題作成がうまいなあ。

昼休み、弁当はピーマンの肉詰めとゆかりご飯。美味しかった。

学級活動、センター試験の書類確認。

学級活動、古文・漢文のノート写し。時間の浪費かもしれないが、力になってればよいな。残りは殆どの時間を費やし、J.S.ミル『大学教育について』を読了。

 

全体的には、時代・地理的に離れた内容(当たり前であるが)でこちら側が積極的に捨象しなければならなかったかな。現代日本の高校生である僕に丁度コミットするものは少ない。

しかし、最終章「美学と芸術教育」だけでも収穫は大きかった。彼の著書はコレがはじめてであるド素人が言うのもなんだが、これぞJ.S.ミル節!って感じ。「精神の危機」を詩という芸術に救われた彼の言葉の切実さよ...。快楽に質を認める立場に立つのもよくわかる。(私も質的功利主義者でありたいがやはり論拠が弱い)

 

ここからは私個人の話になるのだが、この「美」に重きを置く、彼の思想への共感はライムスターに依る所が大きい。主に、2015年のアルバム『Bitter, Sweet & Beautiful』の表題曲『Beautiful』の影響である。リリックを引用する。曲中序盤、人間はどうすればより強くなり、飛躍できるのか、という問いが発せられる。それに対するアンサーが下のフックである。

正しくもなきゃ 強くもないが

生き様は決して無様じゃない せめて

美しく生きよう いや、美しくあろうと願い続けよう

それが唯一のプロテスト

We got to be beautiful!!!!

この道徳。今年になって道徳・倫理学を学ぶようになる前の僕の胸にあった道徳律は、この歌詞に基づくものだけだった。つまり、「美しくあろうと願い続けよう」という道徳律である。

残念ながら21世紀現在、RHYMESTERには大昔の諸教養人ほどの権威は無いが、私はこの道徳律にいたく感動し、実践レベルまでこの道徳に感心したのだ。この数カ月で(ド浅学なりにも)諸思想に触れ、功利主義マルクスの思想に親しみを覚えてきた。権威中の権威の思想にである。しかし、このRHYMESTERの道徳、HIP-HOPのヒューマニズムだと思う、は今も尚 僕の精神の中で重要な位置を占めている。これはRHYMESTERファンとしては嬉しいことだ。

 

話がJ.S.ミルからRHYMESTERになってしまった。とりあえず、僕は人間の美的側面を信じる思想に大変こころを惹かれる、ということだ。

 

下校、友人は寝坊したため欠席。一人で帰宅。次の本、國分 功一郎/山崎 亮『僕らの社会主義』が届いていた。

17時頃、眠気覚ましに一駅ほどの距離を散歩。明日の朝ご飯のパンを購入。

18時頃、夕飯。焼き鯖と、南瓜のサラダ。美味しかった。その後、某ドーナッツ専門ファストフード店で勉強と読書。『僕らの社会主義』、まだ途中だが面白い。芸術教育の重要性を説くJ.S.ミルの流れから、装飾や「民衆の芸術」から語られる(いわゆる)空想的社会主義を知る。予想外の流れが出来上がって、豊かな読書体験になりそうです。

読書もほどほどに勉強しなさい。

 

23時頃、帰宅。風呂。24時頃、寝床へ。お疲れ様でした。