男子の枕中記

日記ブログです。映画と本の話をすると思います。

2020-08-17 『アルプススタンドのはしの方』と涙・本・目の痛み

11時半頃、起床。昨晩提出し損ねた課題を字数不足のまま提出。きっと単位は来ない・・・。朝食兼昼食、焼うどんを食べた。美味しい。

映画を予約。ダ・ヴィンチ・恐山のnoteを読み漁ってから、バスで映画館へ。カップルシートのところ、感染防止のため一人だけで席に座った。変な感じ。

 『アルプススタンドのはしの方』を観た。登場人物のイン・アウトだったり位置関係が分かりやすくて、演劇っぽい!となった。勿論、ショットの変化だったり手持ちカメラとか、映画的な演出も良かったけど、演劇原作映画の楽しみ方を出来た気がして勝手に誇らしくなったのだ。それと、ペットボトルの行方とか、小道具使いに私は弱い。

 物語の方はと言えば、「中心─周縁」と「しょうがなくない」の話だった。「結局、中心に引き寄せられるのか・・・」という落胆も分かるし、感じなかったと言えばうそになる。でも、「しょうがないよね」「しょうがなくなんかない!外部・周縁にいる私たちがしょうがないなんて言ってはいけない!」というやり取りを経てから、中心に向かうのがいいんだと思う。

 なんなら、そのプロセスの考慮抜きに、中心に行くこと自体肯定してやらなきゃいけないと直感している。なぜだろう。別に、悪いことしているわけじゃないからかな。

 それと、僕なら応援に絶対に行かないからアルプススタンドのはしの方にすらいなかっただろうな、と思う。それに文化系だけど、文化部ではないから・・・。だから辛うじて宮下さんにシンパシーを感じる。学年一位級の優等生じゃないけど、あの目つきとか、表情を見るだけで私は心を打たれてしまったよ・・・。でも、彼女も中心への恋愛感情を持っている人間だよな。いや、園田が好きな理由は「中心だから」じゃないだろうけど、とりあえず勉強も、恋もしているのだ、宮下さんはすごいと思う。

 あと、「熱血」教師に対して「あの先生ペアワークやらせてくるんだよね」というヤダみ描写が加わるのは新鮮だった。いやだよね、ペアワーク。これは原作からのアイディアなんだろうか、生々しかったので記憶に残る。他にも、絶妙な空気が漂う瞬間が幾つもあった(特に登場人物らが互いの距離感がつかめていない前半)

 それと、恋も勉強も部活もできて、、、って「「進研ゼミ?!」」というギャグだけ、後ろの席のおじさまが愉しそうに声を出して笑っていたのが印象的だった。

 で、私はオロオロと泣いてしまった。涙を流すことが珍しかった高1の時なら「泣いた/泣かない」の基準が有効だったかもしれない。けれど泣くことが増えた、増えていくであろう今となってはその単純な基準も捨てるべきかもしれない。けど、そんなこと考えずに「泣いちゃった~年間ベスト~」みたいなゆるゆるさを保持していたい。

 永井均の本と、筒井康隆の本を買った。なんだいけ好かないな。歩いて帰った。

18時頃、帰宅。7upを携えて。夕食。姉がトマトを丸ごと使ったバズレシピに挑戦していた。そのバズレシピの文面の指示が大雑把だったらしく、トマト汁ジャバジャバの料理になってしまった。美味しくはないが、その意気はヨシ!

作ってもらっているので本当にありがたい。

夜は、目の痛みと奮闘したり、クモを見失ったり、相変わらずnoteを読んでいたりした。では寝ます。